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GUNMA SYMPHONY ORCHESTRA
GUNMA SYMPHONY ORCHESTRA
Education
「県内すべての子どもたちに生の音楽を届けたい」
この想いから、1947年から始まった「移動音楽教室」は群響の活動の原点の一つです。
現在は小学校、中学校、高校での音楽教室をはじめ、幼児向けの「ぴよぴよコンサート」のほか、
巡回演奏会として県外の学校での演奏会を行っています。
また、次世代の演奏家を育成する活動して、
県内の吹奏楽部の生徒に群馬交響楽団の楽団員が直接指導を行う
「楽器セミナー」なども実施しています。
移動音楽教室は、群馬県内各地の小学校、中学校の児童・生徒を対象に行う演奏会です。終戦後、教育制度の変更に伴い、学校では「唱歌」が「音楽」に変わり、歌、楽器、鑑賞、創作などに範囲が広がりました。「オーケストラを持ち込めばきっと喜んでもらえる」と考え、1947年(昭和22年)5月29日に群馬県安中市で第1回の移動音楽教室が行われました。
当時、県内の交通網が整備されていない中、団員自ら車を運転し、楽器を運び、時には鉄道を使って、県内各地の学校に移動するのは困難でしたが、「県内すべての子どもたちに生の音楽を届けたい」という一心で、山間部の学校を含め、多くの学校での移動音楽教室を実施。その思いは県内外にも広がり、多くの指揮者や奏者の協力を得ることもできました。
1982年(昭和57年)からシステム化され、県内の小中学生は3年に1回はオーケストラを聴くという群馬県独自のシステムとして定着、現在は年間約80回の移動音楽教室を行っています。
2023年(令和5年)度までに650万人を超える児童・生徒が鑑賞し、群馬県のクラシック文化=オーケストラ文化を今日まで作り上げ、地方文化の根底を支える活動として群馬県民に広く認知されています。
群馬県内の高校生へ移動音楽教室の次の段階として、より本格的なプログラムの音楽鑑賞の機会を提供しています。
クラシック音楽をより身近に感じ、豊かな情操を育むことを目的としています。
次代の担い手となる子どもたちのための巡回演奏会です。
発想力やコミュニケーション能力・芸術鑑賞能力の向上につなげることを目的とした文化体験事業で、移動音楽教室で楽しんでいただいた演奏を、県外をはじめとする子どもたちにも提供できる場となっています。
幼児の段階から生の音楽に親しみ、音楽の楽しさを体験することで芸術を愛する心や想像力を育てることを目的に、幼稚園、保育園(所)および認定こども園に出向いてコンサートを行っています。
分かりやすく楽しいクラシック音楽や童謡などの曲を、一緒に歌い、身体表現する体験プログラムを中心に取り入れています。
群馬交響楽団の移動音楽教室を実施する小中学校へ(該当小中学校の希望により)1名の派遣講師を派遣してアウトリーチを行うものです。移動音楽教室への関心とオーケストラ体験の効果を高めます。
群馬県内の中学生の金管バンド・吹奏楽部の生徒に群馬交響楽団の楽団員が直接指導しています。地域の自治体、教育委員会、文化施設と協力し実施しています。
顔の見えるデモンストレーション演奏や技術相談、細やかなアドバイスに触れられる貴重な機会となっており、子供たちの意欲やチャレンジ精神を引き出しています。